当主
京は遠ても十八里
すいば104
「鯖街道」とは、若狭国・小浜藩領内と京を結ぶいくつかの街道すべての総称です。
ですが、一般に「鯖街道」と言えば、福井県小浜(おばま)市から京都市左京区の出町(でまち)に至る若狭街道を指し、往時は険しい山道でした。
主に魚介類を京へ運搬するための物流ルートで、中でも特に鯖が多かったことから、近年になって鯖街道と呼ばれるようになったようです。
鉄道や自動車が普及する以前、若狭湾で捕れた鯖は行商人に担がれ徒歩で京に運ばれた。
冷凍技術も無く、日本海で捕れた生鯖を塩でしめて運ぶのに丸一日を要したが、京に着く頃にちょうど良い塩加減になり、重宝されたといわれている。

ということで、まずは出町です。
賀茂川と高野川が合流し鴨川となる三角州の辺り。


「出町」とは、江戸の頃から河原町今出川一帯を指す地名でした。
川東の「柳の辻」という地に叡山電車の駅が開業し、駅の名称を「出町柳」としたことから、駅周辺までも出町柳と混同して呼ぶ人ができたのです。

小浜ではよく「京は遠ても十八里」と言われます。
「遠ても」という言葉には「京は近い」という思いが込められているのです。
鯖街道は古く平城宮跡で発掘された木簡から、起源は1200年から約1300年前とされる。
で、現代の鯖街道は京都に比べて観光に控え目な滋賀県・福井県だから空いているし、ほぼ信号機がないので距離の割に着くのが早い。今年は長梅雨が明けたら猛暑のTOP争いです。
まずは午前中しか開いていない市場へ。







蘇洞門巡りでは大門・小門に着岸ならず。
でも人がいたのをしっかり確認した。

帰り道に教えてもらった丸海の小鯛の笹漬けを大樽で。

帰路、朽木では牧場でジェラートを。


帰宅後、お土産を分け合いました。

酒蒸し用のぐじや蛤。甘海老やウニも。小鯛の笹漬けは雀寿司に。


