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大根焚き

すいば77


ここんとこ、すっかり冷えますね。

京都では「底冷え」なんて表現され、足元から体の芯まで冷える、寒いというより痛い、冷たい、キーンとする感覚のことです。 底冷えの定義も無く、あくまで肌感覚です。

京都は山に囲まれた盆地のため、地面に近いところにたまった冷気に逃げ場がなくなり、足元から冷えるのでしょうね。



「大根焚き」と書いて「だいこだき」と呼びます。

大根焚きが行われると、京都に冬が到来したと京都人は思います。



千本釈迦堂では、毎年12月7日と8日に大根焚きが行われます。

始まりは鎌倉時代まで遡り、茲禅上人が大根の切り口に梵字を書いて魔除けにしました。

それが千本釈迦堂の大根焚きのルーツです。今でも、淀大根に梵字が書かれています。



「大根」は古く古事記に登場し、解毒作用や中風や諸病除けに効くとされたようです。


大根炊きは他の寺でも行われますが、中でも特に有名なのが千本釈迦堂。

京都の大根焚きの代名詞と言っていいほどです。



加持祈祷されて梵字が書かれた大根を巨大な釜で煮込んだものが接待されます。千本釈迦堂では、太く切られた煮込まれた大根が三つに油揚げがのっています。

梵字入りが当たるとは縁起がいいかも



大根焚きは元々お釈迦様が悟りを開いたことを喜び、感謝する行事でした。

時代を経るとお釈迦様が悟りを開いた12月8日頃に大根焚きを仏前に供え、参拝者に振る舞う行事に変わっていったようです。

大きな鍋で大根を油揚げとともに醤油で煮込んだ大根焚きは、お出汁が効いていて優しい味がします。


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