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お千度

すいば74


「千度」というくらいだから何かを千回する意味だと誰でも想像できる。


おそらく京都特有の町内会の恒例の行事だと思われ「地蔵盆」とともに昭和後期から形骸化や廃止が進み存続が危ぶまれている行事の一つです。



千度詣り(お千度)とは、氏神さんに町内の人が揃って参拝し町内安全の祈祷を受けた後、木札や竹串を参加者が分け持ち拝殿の四隅をトントン突きながら合計千回右回りに廻るところから来たのだそうだ。


突き当たりの本殿手前が拝殿です。



私の町内では、毎年11月3日に今宮神社に参集し、皆で御祈祷を受け、(拝殿千周はせず)足洗いとして神社参道のあぶり餅「かざりや」に寄って、御神酒や御神饌(シンセン・お下がりの意)を戴き、授かったお札を各家一体ずつお配りするというものです。


東側参道に見えるかざり屋。



一昨年の台風被害で今宮神社も本殿は背後の大木が倒れかかり前のめりに15度傾き、大鳥居も傾き安全のため新しいものが完成するまで撤去されたままになっている。



神社の祈祷は予約が利かないため、役員は集合時間より早めに出る。

社務所は午前9時から、かざり屋は10時からしか開かないのに。。。

この時期は七五三と日程がかぶる。






今宮神社に限っていうと、竹串を持ち拝殿を廻る伝統的な儀礼を継承している町内は、妙蓮寺前町や下石橋南半町他僅かだという。それも数十年ぶりにに復活させたものだ。


最近では医療も発達し病も神頼みより病院が効果的だし、宗教行事をイベントと勘違いしている傾向の時代、疫病封じの役目は薄れたが、こういう行事は町内親睦の手段として価値があります。




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