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端午

すいば55


 今日5月5日は「こどもの日」。

10連休も明日でおしまい。

この日はもともと五節句の端午(たんご)の節句にあたります。

端午の端は「はじめ」の意味で、「端午」は5月最初の午(うま)の日のことでした。

奇数が重なり合う日を尊ぶ中国の思想や、「午」と「五」が同音であることから、奈良時代以降、5月5日が端午の節句として定着していったようです。

 軒菖蒲(のきしょうぶ)ってご存知ですか? 菖蒲と蓬(よもぎ)を束ね軒先に放り投げる魔除け、火除けのまじない。 4日の夜、置き5日の朝とります。

京都らしい一日だけの贅沢な しつらい「軒菖蒲」。

旧暦5月は雨期で悪病のはやる時期でもあり、邪気や災厄が家に入り込むのを防ぐために香りの高い菖蒲や蓬を軒先に置くという端午の節句のみの風習です。


農耕民族だから男は戸外に、女だけが家に閉じ籠り田植えの前に穢れを祓い身を清める儀式を行う風習がありました。これが端午と結び付けられていったようです。

端午とは元々女性の節句だったのです。

それが鎌倉時代、「菖蒲」が「尚武(=武を重んじること)」と同じ読みであり、葉の形が剣を連想させるため、端午は男の子の節句とされ、男の子の成長と健康を祈るものになりました。

端午の日には京都では粽(ちまき)を食べる風習もあります。

幼な子なので餅は危険ですから川端道喜さんの粽にしました。

初節句ならお飾りができますけど

と仰る

いや、初節句ちゃあうんです

と伝えると、こんな風になりました。


京都では「大将さん」と呼ぶ五月人形に飾ってみました。

当日はせわしないので4日に受け取りに行きました。

大丈夫もちます。天皇さんかてその日にできた粽はなかなかお召し上がりになれませんよ

かるぅく仰るだけの訳はあります。

粽屋の道喜は室町の末期から江戸時代、そして明治二年天皇が東京に移られるまで、三百年以上にわたって毎朝御所に天皇さんの食事(御朝物)を運んだ歴史があるのです。

今でも天皇さんが京都に来られますと、やはり御朝物を献上されてるようです。

京都御所の南向きの紫宸殿の正面にあたる処にに天皇様しか通れない建礼門があります。

その建礼門の東に別名「道喜門」と呼ばれる門があるほどです。



「水仙粽」は、吉野葛に上白糖を加えて練り上げ笹の葉に包んで蒸したもの。

もう一つの「羊羹粽」は、吉野葛に漉し餡(こしあん)を加えてあるんです。

羊羹そのものかと思いますが、予想を超えとことん葛菓子。

笹の葉を解いて広げてもなおその香りが粽全体を覆います。

つるんとした喉越しは本葛ならではの絶品。

うちの大将さんもご満悦でしたヽ(‘ ∇‘ )ノ

か?




いっぱい・・ぼんぼんさん

ぼんぼんさん、来たえ〜

来た 来た 来た 来た

ぼんぼんさん 来たえ〜

来たで〜

「今宮のお出で祭り」の最初にお坊さんが通られました。

京都では「お坊さん」のことを「ぼんさん」と言います。

この子は参列している人が全員お坊さんだと思ったようです。

「ぼんさん」でなく「ぼんぼんさん」はこの子のオリジナルです。


神輿は三基、それぞれ通る前にお礼を半紙に包み御札を授かります。

その御札をかざすと神輿を威勢良く振ってくれます。


ただ獅子舞はなぜか怖かったご様子です。

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織れたての「鎧縅(よろいおどし)文」。



「すいば」も本日5月5日をもちまして第55番目の記事になりました。

いつもお越しいただきありがとうございます。





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