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西陣聖天さん
すいば51
西陣聖天さん
京都は観光都市ですから「隠れ」なぞと称する形容は観光ガイドにしか存在しません。
今朝、歩いてすぐの西陣聖天(にしじんしょうてん)さんに行ってきました。
智恵光院通の西門から入り南門から出ました。

狭い敷地に桜もぎっしり人もぎっしり (*´ノ0`)゚


よく西陣らしい所って何処ですか?
なんて尋ねられたりします。
昭和の昔は何処を歩いていても機音(ハタオト)がやかましかったし明治初期の建物だらけでしたが、来月には令和と元号も変わろうとする現在、静まり返っています。
ただ西陣らしい景観でよくTVに登場するのがこの辺りです。

私の記憶ではNHK BSプレミアムの「京都人の密かな愉しみ」で常盤貴子さんが立っていたのがこの土塀です。
そういえば、よくTVで見かける人もディレクターとカメラマンとともに黒紋付に茶の袴をお召しになって南門から入ってこられました。羽織はお召しになっておらず千家さんの前で出くわす男性のスタイルによく似ていました。お足がお悪いようですね。「歓喜桜」など多種ある桜を英語で解説なさるそうです。

正式な山号は北向山(ほっこうざん)名称は 雨宝院(うほういん)、821年、弘法大師の開基にして創建された真言宗泉涌寺派のお寺です。
弘法大師が嵯峨天皇の御脳平癒のために、玉体に御等身の歓喜天を一刀三礼し、祈願して霊験を発光させて以来、東寺とともに皇城鎮護として栄えた大伽藍だったそうです。
応仁の乱(1467年~77年)で堂宇荒廃してしまい、その後、天正年間(1573~93年)に再興され、現在の建物は天明の大火(天明8年・1788年)で鳥有(うゆう)に帰した後に堂舎を再々興されたものです。
桜の季節には桜餅です。


櫻もち琴きき茶屋
珍しい餡なし桜餅。 道明寺もちの甘さが絶妙で、これはこれでかなり美味しい。