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袴〜ケハレ


すいば12

〜褻晴(けはれ)
 本日23日はお得意先の新年会でした。
「和装振興の為、和服にての御参集をお待ち致します」と案内状にありました。

褻晴の「晴」とは、祭礼や法会、正月・節句といった年中行事、初宮参り・七五三などの非日常的な行事が行われる時間や空間を指し、単調になりがちな生活に変化とケジメをつける日のこと。

「晴れ着」を着て、普段とは違う装飾を施したり普段は口にする事のない食物が供せられる非日常的な世界のことです。

そして日常生活を「褻(ケ)」といいます。

 わたくしは、お招きする側ではないので紋付ではなく、縫い紋一つのお召に袴で出席します。

滅多に着物を着用しないので悪戦苦闘なのです^^;



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 それにつけても祝い膳の柳箸を見ると俄然新年の雰囲気は醸し出されるもの。

「柳箸」とは、お雑煮などをいただく時に使うお箸で、両端が削ってあります。

その為、両方向使えますが、実際には片方しか使いませんよね。

お正月には、「歳神様」がおみえになり、その神様と共に祝い膳を食すると考えられていたのです。

お箸の一方を人間が使い、もう一方は神様が使われるのです。神様と共に食事をすることによって、神様のご加護を受け、神様と喜びごとを共にしているという思いを表わすために、こんなお箸があるのです。


このお箸は柳で作ったもので、折れにくく丈夫です。

木肌が白いところから、ものを清浄にし邪気を払うものと考えられてきました。

柳は春一番に芽を出す縁起の良い木でもあります。 

日本人の一生は箸に始まり箸に終わるとも言われていますが、そこには神や仏が必ず存在しているという思いがあるのではないでしょうか。


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