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扇〜日本文化の奥義


すいば 6

In the Country of fans,Japan

 今日わたくしたちの使う折り畳み式扇は、平安時代の初め頃、わが国で考案されました。 その後、中国へ、またスペイン、ポルトガルを経て西欧諸国へと、この形の扇が世界中に広まっていったことを考えれば、まさに画期的な日本の大発明品ということができます。  以前、お茶の稽古に通い始めた頃のことです。 すぐに訪れた「御歳暮」の季節。 他の生徒さんが扇子に熨斗袋(のしぶくろ)を乗せて先生に渡していたのを目の前で見た。 そのやりかたは知らなかったので、袱紗(ふくさ)に包んで持って行ったら、先生はやはりそれが一番正しいと仰ってました。



 先生曰く、いちいち面倒だから稽古に使う扇子に熨斗袋を乗せて先生の方向にくるりと向きを変えて「一年、ご指導ありがとうございました」とかなんとか言って差し出せばいいのだそうです。この時、扇を畳に擦って押し出してはいけないそうです。

熨斗袋には「年末御挨拶」と下の方に自分の名を書くのはいうまでもありません。 日本人の知恵って素敵ですよね! あ~ぁ、扇子を開いて使うのなら、こんな安物じゃなく金箔の見場のエエもんにしといたらよかった。。。 と後悔しきりでした。

 「扇」というのは帯の文様によく登場します。

扇面に仕上げる前の骨部分を除いた紙の部分を地紙(じがみ)といい、この紙に絵や文字をかき扇に仕立てます。地紙自体もなかなかの風情で、屏風に張ったり軸装して観賞します。

この文様を「地紙文」と呼びます。

骨付きのいわゆる扇を散らして配置したものを「扇文(もしくは末広文)」と区別します。

扇は末広がりということで主にフォーマル用の帯に用いることが多いです。


せんすがいいね。

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