紙衣
Kamikinu
紙衣西陣織の融合
かみきぬ
人類が文化をもち、それを伝えるために生まれた文字の起源は8000年とも云われます。それを記すための最良のもの「紙」の発明は、それから6000年も後のことになりました。その間人々は、動物の骨・皮・竹や板に記していました。そして2000年前、中国で紙は発明され、紙は仏教と共に日本に伝えられ、聖徳太子が筆・墨と共に日本の国の産業として広めました。弊社では、古い歴史をもつ和紙と、京都の伝統文化である西陣織とを融合し、歴史的文化的価値のある西陣織の帯を製作してみました。
 
黒谷和紙
『黒谷和紙』は日本独自に発展し、皇室や武家の紙(かみ)衣(こ)として和紙を素材に豪華な衣料として、長く伝承されます。黒谷の和紙は、古法の手漉き技術を守り、今では全国でも数少ない純粋な手漉き和紙の産地として世界的に有名です。古法の技術を伝承して創られる純粋な和紙を、西陣織の帯に織り込みました。
美濃和紙の歴史
美濃紙は古くは奈良の正倉院に日本で最も古いとされる戸籍用紙が現存し、その用紙が美濃・筑前・豊前の三ヵ国であったことから大宝二年(702年)には存在していたとされています。美濃紙は平安時代に入ると、仏教の興隆・普及を背景に、需要が急増しました。この紙の普及に伴い、全国各地から様々な紙が京都や奈良に送られましたが、美濃紙は都での評判が極めて高く、京都の上層階層者たちは、縁故を頼って美濃紙を求めたと言われています。
美濃和紙の帯
特殊な技術を用いた工程を経て製作される美濃和紙は、ユネスコで世界文化遺産として認定登録されました。弊社では、美濃和紙のそのままの素材を使用し、京都の西陣織の技法で帯を製作しました。